
広告代理店業務をチャットで完結、AIエージェント「佐々木AI」パブリックベータ公開
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N.E.W Verse株式会社は、広告代理店の業務効率化を支援するAIエージェント「佐々木AI(Sasaki)」のパブリックベータ版を公開しました。このサービスは、SlackやChatworkといった普段使っているチャットツール上で、対話するだけで広告運用に関わる一連の作業を完結できるのが特徴です。
複雑なアカウント開設や日々の運用調整、レポーティングといった業務は、多くの広告代理店にとって大きな負担となっています。「佐々木AI」は、こうした課題を解決し、担当者の工数削減と利益率の改善を目指して開発されました。
ポイント
- 1SlackやLINEなど、普段のチャットツール上で広告運用が完結
- 2アカウント開設から改善提案、レポート作成までAIが幅広く代行
- 3試験導入では開設時間を70%削減、1人あたりの案件数が2倍に
N.E.W Verse株式会社が2025年9月1日よりパブリックベータ版の提供を開始した「佐々木AI」は、広告代理店が抱える運用業務の負担を軽減するためのAIエージェントです。担当者は、日常的に利用するチャットツールから「佐々木AI」に話しかけるだけで、新規広告アカウントの開設や予算管理、クリエイティブ素材の審査などを進めることができます。
このAIの強みは、運用業務を網羅的にサポートする点にあります。アカウントの初期設定はもちろん、運用開始後の効果測定データに基づいた改善提案や、クライアント向けレポートの自動生成まで対応。まるで専門家が隣にいるかのように、的確なアドバイスや作業代行を即座に提供してくれる仕組みです。
同社代表の本由麗雄氏によると、試験導入した代理店では、アカウント開設にかかる時間が70%削減され、担当者1人あたりの運用案件数が2倍に拡大するなどの具体的な成果が出ています。これにより、属人化しがちな運用ノウハウの標準化や、少人数での効率的な案件管理が可能になります。
「佐々木AI」は今後、広告のROI(投資対効果)を最適化する機能や、外部のAIエージェントとの連携も視野に入れて開発を進める方針です。広告業界の次世代インフラとなることを目指し、AIと人が協働する新しい運用スタイルを提案していきます。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
初期設定からレポート作成まで運用を網羅的に支援し、まるで専門家が常駐しているかのような安心感があるのは魅力的です。人材不足に悩む代理店にとって、品質を落とさずに案件を拡大できる有効な手段になりそうです。