
Figmaのデザインがサイトに、はてなCMSがAIで自動実装
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株式会社はてなは2025年8月6日、同社が提供する「はてなCMS」において、デザインツール「Figma」で作成したデザインをAIが自動でWebサイトに変換する新機能「Figma to はてなCMS」の提供を開始したと発表しました。
この機能により、専門的なコーディング知識がなくても、Figma上のデザインを直接Webサイトに反映できるようになります。デザインから実装までの時間を大幅に短縮し、マーケティング施策のスピード向上に貢献することが期待されます。
ポイント
- 1Figmaで作成したデザインを、AIがHTML/CSSコードに自動変換
- 2コーディング不要で、デザイナーやマーケターが直接デザインを更新可能に
- 3Webサイト制作・改善のプロセスを高速化し、マーケティングを効率化
株式会社はてなが発表した新機能「Figma to はてなCMS」は、デザインと開発の現場で広く使われているプラットフォーム「Figma」との連携を深めるものです。ユーザーはFigmaプラグインをインストールするだけで、作成したデザインデータをAIが解析し、Webサイト用のコードに変換。「はてなCMS」上で忠実に再現します。
これまでWebサイトのデザインを更新する際は、デザイナーが作成したデザイン案をエンジニアが手作業でコーディングする必要がありました。今回の新機能を使えば、デザイナーはもちろん、コーディングの知識がないメディア担当者やマーケターでも、CMS上で直感的にサイトデザインの構築や更新を行えるようになります。
はてな社はこれまでも、CMS上で記事のアイデア出しや本文作成を支援する「AIコンテンツアシスト」機能を提供してきました。今回の「Figma to はてなCMS」は、コンテンツ制作に続き、サイトデザインの領域でもAIを活用して業務効率化を支援する取り組みとなります。
「はてなCMS」は、2014年から提供してきたオウンドメディア専用CMS「はてなブログMedia」を刷新し、2025年2月から提供されているサービスです。コーポレートサイトやキャンペーンサイトなど、多様なWebサイト制作に対応しており、今後も企業のマーケティング活動に貢献する機能開発を進める方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
Figmaのようなデザインツールから直接CMSに反映できる流れは、制作プロセスを根本から変える可能性を秘めています。特に、迅速なPDCAが求められるマーケティング現場や、専門エンジニアがいないチームにとって強力な武器になりそうです。