
Google「AI Overviews」に自社は載ってる?Keywordmapが可視化ツールを提供
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Google検索にAIが生成した回答が最上部に表示される「AI Overviews」。この新しい検索体験の広がりは、Webサイト運営者にとって無視できない変化となっています。AIの回答がユーザーの疑問を解決することで、従来の検索結果がクリックされにくくなる「ゼロクリックサーチ」の増加も懸念されるようになりました。
こうした状況を受け、株式会社CINCはWebマーケティングツール「Keywordmap」に、AI Overviewsの表示状況を分析する新機能を追加。生成AI時代のSEO戦略を支援する動きが本格化しています。
ポイント
- 1GoogleのAI回答の表示状況や参照元URLを一覧で可視化
- 2自社や競合サイトがAIにどう評価されているかを分析可能に
- 3AIに引用されやすいコンテンツ作りのヒントが得られる
株式会社CINCは、同社が開発・提供するWebマーケティングツール「Keywordmap」において、新機能「AIO(AI Overviews)出現レポート」をリリースしたと発表しました。Google検索のAI Overviewsに関する表示状況や、AIが回答の根拠として参照したWebサイトのURLなどを一括で調査できる機能です。
この機能開発の背景には、AI Overviewsの普及があります。検索結果の最上部にAIによる要約が表示されることで、ユーザーの行動が変化し、自然検索や広告のクリック率低下につながるケースが指摘されています。従来のSEO施策だけでは成果を出しづらい環境が生まれつつあるのです。
「AIO出現レポート」を使えば、調査したいキーワード群に対して、AI Overviewsが表示されるか否か、AIが生成した回答内容、その情報源となったURLリストなどをCSV形式で一括取得できます。PC・スマートフォン別の表示状況や、地域を指定した分析にも対応しています。
マーケティング担当者はこの機能を活用することで、自社サイトや競合サイトがAIにどれだけ引用されているかを把握できます。また、AIに参照されやすいコンテンツの傾向を分析し、今後のコンテンツ戦略やSEO施策を改善するための具体的なヒントを得ることが可能になります。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
Google検索のAI化は、Web担当者にとって無視できない大きな変化です。これまでのSEOの常識が通用しなくなる可能性もある中、こうしたツールを使いこなし、分析していくというのがサイト運営の鍵になりそうです。