
QGIS向けクラウドサービス「Kumoy」が正式版に、チーム管理や追加ストレージに対応
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株式会社MIERUNEは、オープンソースGISソフト「QGIS」と連携するクラウドサービス「Kumoy(くもい)」の正式版をリリースしました。これにより、チームでの地図データ管理が可能になる有料プランの提供が始まります。QGISユーザーが作成した地図を、より簡単にクラウド上で共有・管理できる環境が整いました。
ポイント
- 1有料の「チームプラン」が開始され、最大50人までの組織内で地図の閲覧・編集権限を管理できる
- 2無料の「コミュニティプラン」でも、追加ストレージの購入が可能になった
- 3パブリックベータ版では、ユーザーから作成された地図が200件以上公開されるなど、一定の評価を得ていた
正式リリースでチーム運用が可能に
MIERUNEが提供する「Kumoy」は、QGISで作成した地図データを直接クラウドにアップロードし、一元管理できるサービスです。今回の正式リリースでは、組織管理機能を備えた有料の「チームプラン」の提供を開始しました。このプランでは、プロジェクトごとに閲覧や編集ができるユーザーを管理できます。組織内のユーザーを招待するだけで、URLを公開せずに地図を共有できるため、業務での利用がしやすくなります。
価格は50人までの組織で同一金額となっており、ユーザーごとにシートを購入する手間がありません。より大規模な利用やSSO(シングルサインオン)などの追加機能が必要な場合は、別途「エンタープライズプラン」が用意されています。
無料プランでもストレージを追加購入可能
基本無料で利用できる「コミュニティプラン」についても、正式リリースとなりました。新たに、ストレージ容量(SU:Storage Unit)の追加購入が可能になっています。ストレージは30SU以上、10SU単位で毎月必要な分だけ購入できます。SUを購入すると、無料プランにおける各種の制限も緩和されます。
SUはアップロードしたベクターデータなどが消費する容量の単位です。例えば、国土数値情報の行政区域データ(全国)をアップロードすると、約27SUを消費します。
パブリックベータ版での反響と今後の展望
Kumoyは2026年2月にパブリックベータ版を公開し、多くのユーザーに試用されました。ユーザーが作成した地図は200件以上一般公開され、X(旧Twitter)上では「作成した主題図をシームレスに閲覧可能」という点が評価され、数百件の関連投稿がありました。
MIERUNE代表取締役の桐本靖規氏は、今後の機能強化について言及しています。現在は「ラスタ画像・SVG塗りつぶしへの対応」と「Web上での地物編集」の2機能のリリースを準備中です。さらに、ラスターデータ対応やAPI連携、Web上での属性テーブル表示など、順次機能を追加していく計画です。
Q&A
Q. Kumoyとは何ですか?
A. QGISで作った地図データをクラウド上にアップロードし、保存・共有・管理できるサービスです。
Q. 無料でも使えますか?
A. 基本機能が無料の「コミュニティプラン」があります。より多くのストレージを使いたい場合は、追加購入が可能です。
Q. チームプランはどんな組織に向いていますか?
A. 複数人でQGISを使い、作成した地図を社内で安全に共有・管理したいチームやプロジェクトに向いています。
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O!Productニュース編集部からのコメント
チームプランが50人まで同一価格なのは、導入のハードルが下がりそうです。小規模な調査チームや研究室などで、まず試してみるのに良さそうですね。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
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