
QGIS向けクラウドサービス「Kumoy」、地図のWeb共有と一元管理を実現
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株式会社MIERUNEは、オープンソースのGISソフトウェア「QGIS」とWebをシームレスに連携させるクラウドサービス「Kumoy(くもい)」のパブリックベータ版をリリースしました。QGISで作成した地図やデータをクラウドで一元管理し、そのままの見た目でWeb上で共有・閲覧できるサービスです。
ポイント
- 1QGISで設定した地図のスタイルをそのままWebマップとして共有可能
- 2QGISの初期画面から直接クラウドへデータをアップロード
- 3組織内でのデータや更新状況の一元管理で作業効率向上を期待
本サービスの概要
MIERUNEが発表した「Kumoy」は、QGISユーザーが作成した地図プロジェクトやデータをクラウド上で管理・共有することを目的としたサービスです。QGISは月間約2000万回起動される汎用GISソフトウェアですが、作成した地図を他者と共有する際には、印刷やファイルの受け渡しなどに手間がかかっていました。Kumoyはこの課題を解決し、QGISでの作業環境とWebでの閲覧・共有をスムーズに接続します。
主な機能と特長
第一に、QGIS上で設定した地図の色やラベルなどのスタイル情報を保持したまま、Webマップとして公開できる点が挙げられます。閲覧者は特別なソフトをインストールすることなく、PCやスマートフォンのブラウザから直感的に地図を確認できます。共有はURLを知る全員に対して可能で、有料プランでは組織内メンバーに限定した共有もサポートします。
第二に、QGISのプラグインを通じて、ソフト内から直接クラウドへのデータアップロードが可能です。これにより、ファイル形式の変換を気にすることなく、ベクタデータをそのままアップロードできます。スタイル情報も同時に保存されるため、異なる環境のQGISからでも同じ状態で作業を再開できます。
第三に、組織やプロジェクト単位でのデータ管理機能を提供します。Web上でメンバーやアクセス権限を管理でき、誰がいつデータを更新したかが自動で記録されます。これにより、チーム内での作業の進捗状況が可視化され、業務効率の向上が期待されています。
想定される利用シーンと今後の展開
MIERUNEは、高潮浸水ハザードマップや都市計画図、公共交通の空白地域の分析など、自治体や企業での活用を想定したユースケースを紹介しています。専門家がQGISで作成・分析した地図を、意思決定者や住民がWebで簡単に閲覧できるようになります。
サービスプランは「コミュニティ」「チーム」「エンタープライズ」の3種類が用意されています。今回のパブリックベータ版では、無料の「コミュニティ」プランが試用可能です。有料の「チーム」プランでは組織管理機能が、「エンタープライズ」プランではさらに大規模な要件に対応します。価格の詳細は、2026年4月の本公開前に発表される予定です。
Q&A
Q. QGIS向けクラウドサービス「Kumoy」とは?
A. QGISで作成した地図を、見た目を保ったままWebで共有・管理できるクラウドサービスです。
Q. Kumoyを使うと何ができる?
A. QGISから直接データをクラウドに上げ、組織内で地図を一元管理し、URLで簡単に共有できます。
Q. Kumoyの「コミュニティ」プランと「チーム」プランの違いは?
A. 「チーム」プランは組織管理機能が使え、50名までのメンバー権限管理が可能な有償プランです。
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O!Productニュース編集部からのコメント
QGISの強力な分析機能と、クラウドの手軽な共有性を組み合わせたサービスは、GIS活用の裾野を広げる可能性を感じます。自治体やインフラ企業での導入が進めば、地図を介した情報共有のあり方が変わるかもしれません。
引用元:PR TIMES
この記事の著者
O!Productニュース編集部
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