
勤怠データで不調を検知。チームスピリットが「TeamSpirit パルスサーベイ」をリリース
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株式会社チームスピリットは、勤怠・工数データと従業員のコンディションを掛け合わせて分析し、エンゲージメント向上や離職防止を支援する新サービス「TeamSpirit パルスサーベイ」の提供を開始したと発表しました。人材の定着が企業の重要課題となる中、従業員の変化をデータに基づいて可視化する新しいソリューションとして注目されます。
ポイント
- 1勤怠打刻と同時に回答が完了する「負担ゼロ」のサーベイ設計
- 2「勤怠・工数データ」と「従業員のコンディション」を掛け合わせた独自のクロス分析
- 3従業員のわずかな変化を捉え、エンゲージメント向上と離職防止を支援
統合型クラウドサービス「TeamSpirit」を提供するチームスピリットが、新たに「TeamSpirit パルスサーベイ」をリリースしました。このサービスは、従業員のエンゲージメント向上と離職防止を目的としており、日々の勤怠データと従業員のコンディションを連携させる点が大きな特徴です。
開発の背景には、労働人口の減少に伴う人材定着の重要性の高まりがあります。特にリモートワークの普及により、上司が部下の様子の変化に気づきにくく、「順調に見えた社員が突然離職する」といったケースが増えているといいます。同社はこうした課題に対し、既存のツールとは異なるアプローチで解決を目指します。
「TeamSpirit パルスサーベイ」の最大の特長は、従業員に負担をかけない設計にあります。勤怠打刻の画面にその日の気分などを問う簡単な設問(最大5問)が表示され、従業員は日々の業務の流れの中で直感的に回答できます。別のツールを立ち上げる必要がないため、サーベイの回答率向上と習慣化が期待できるとしています。
また、収集された回答は、TeamSpiritが持つ「残業時間」や「休日出勤」といった勤怠データ、「業務負荷」などの工数データと自動で連携されます。これにより、「残業が増えている従業員のコンディションが悪化している」といった相関関係を可視化し、客観的なデータに基づいた不調の原因特定を支援します。
チームスピリットは今後、ビジネスチャットツール「Slack」との連携や、分析結果を基に管理職へ具体的な改善アクションを提案する機能の実装も予定しているとのことです。日々の働き方のデータと従業員の声を結びつけることで、企業の持続的な成長をサポートしていく方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
パルスサーベイの形骸化は多くの企業が抱える悩みです。毎日使う勤怠管理システムに組み込み、回答のハードルを下げるアプローチは非常に合理的ですね。客観的な勤怠データと組み合わせることで、より実用的な分析ができるのか、今後の活用事例に注目したいです。







