
AI×プロコーチで属人化を解消 営業研修プラットフォーム「Sales Knowledge Lab」誕生
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株式会社NSJAPANは、法人向けの新しい営業支援サービス『Sales Knowledge Lab』を2025年7月29日より提供開始したと発表しました。このサービスは、SaaS型のオンラインプラットフォームと、経験豊富なプロによるコーチングを組み合わせたハイブリッド型なのが特徴です。
営業現場で深刻化する人材不足や、個人のスキルに依存しがちな「属人化」の問題。こうした課題を解決するため、同サービスは再現性の高い営業スキルを組織に定着させることを目指しています。
ポイント
- 1SaaSと「人」のコーチングを組み合わせたハイブリッド型支援
- 2ダッシュボードで学習進捗と営業成果をまとめて「見える化」
- 3営業ノウハウの属人化を防ぎ、組織全体のスキル底上げを目指す
AIと人の強みを両立した新しい営業研修
株式会社NSJAPANが提供を開始した『Sales Knowledge Lab』は、営業力強化に特化した研修コンテンツとSaaS型プラットフォームを統合した法人向けサービスです。利用企業は、オンラインで営業スキルを学べる会員限定コンテンツのほか、各メンバーの商談状況やKPI進捗を可視化するダッシュボード機能などを利用できます。
このサービスの最大の特長は、AIなどを活用したSaaSの利便性に加え、経験豊富なプロのコーチによる定期的な指導を受けられる点にあります。オンラインでの自己学習と、実践的な対面コーチングを組み合わせることで、学びを確実な成果へとつなげる仕組みを構築したといいます。
開発の背景にある「営業現場の課題」
近年、多くの企業で営業職の人材不足や若手の早期離職が課題となっています。営業ノウハウが特定の個人に集中する「属人化」も進みやすく、組織としての営業力を安定的に高めることが難しい状況がありました。
従来の座学研修やマニュアル中心の教育では、現場で使える実践的なスキルが身につきにくいという声も少なくありません。同社は、こうした課題を解決するには、継続的で双方向の指導が不可欠だと考え、今回のハイブリッド型サービスの開発に至ったとしています。
ダッシュボードとコーチングでスキル定着を支援
『Sales Knowledge Lab』では、専用ダッシュボードで個々の営業メンバーの活動状況や学習履歴を一元管理できます。これにより、マネージャーはデータに基づいた的確な指導が可能になります。
さらに、月に一度などの頻度でプロのコーチによるセッションを実施。実際の案件を題材にした振り返りやロールプレイングを通じて、オンラインで学んだ知識を現場で応用するための具体的なアドバイスを提供します。AIによる画一的なフィードバックだけでなく、人のコーチが介在することで、各企業の状況に合わせた細やかなサポートを実現するとしています。
同社は今後、コンテンツの拡充や業界別の専門プログラムを追加する計画です。将来的には、ユーザー企業同士がノウハウを共有できるコミュニティ機能なども検討しており、日本の法人営業が抱える課題解決のプラットフォームを目指す方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
AIによる学習支援とプロのコーチによる指導を組み合わせる点は、従来の研修との差別化になっています。営業現場の課題をリアルタイムに解決できる仕組みは、特に若手育成や早期離職防止にもつながりそうです。