
トップ営業の思考を学ぶ「商談ロープレAI」登場、AIが顧客役&評価役を一人二役
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多忙な上司を捕まえなくても、24時間いつでも実践的な営業トレーニングが可能になります。株式会社アップグレードは、トップセールスパーソンの思考とスキルを学習させたAIと商談ロールプレイングができる、受託開発サービス「商談ロープレAI」を正式にリリースしました。
このサービスは、AIが顧客役と評価役を一人二役でこなし、トレーニング後には客観的なフィードバックを即座に提供するのが特徴です。新人営業担当者の早期戦力化や、組織全体の営業スキル標準化を目指す企業にとって、新たな育成ソリューションとなりそうです。
ポイント
- 1トップセールスの思考を学習したAIが顧客役と評価役を担当
- 224時間いつでも本格的なロープレと客観的フィードバックが可能
- 3新人育成の効率化と営業組織全体のスキル標準化に貢献
株式会社アップグレードが発表した「商談ロープレAI」は、AI技術を用いて営業担当者の育成課題を解決する新しいソリューションです。利用者はAIが扮する様々な業界や役職の顧客を相手に、リアルな商談シミュレーションを体験できます。トレーニングはタイピング入力と音声入力の両方に対応しており、場所や時間を選ばず実践的な練習が可能です。
開発の背景には、多くの営業組織が抱える教育の課題があります。従来型のロールプレイングでは、指導役となる上司や先輩社員の多忙さから十分な時間を確保できなかったり、フィードバックが指導者個人の経験に依存し、客観性に欠けたりといった問題がありました。同サービスは、こうした教育リソースの限界や評価の属人化といった「壁」を打ち破ることを目指しています。
このAIの最大の特徴は、トップセールスの評価基準に基づいた多角的なフィードバック機能です。ロープレ終了後、AIは商談内容を即座に分析。「ヒアリング力」や「提案力」「クロージング力」など6つの評価軸に基づき、定量的スコアと具体的な改善点を提示します。これにより、営業担当者は自身の強みや弱みを客観的に把握し、効率的にスキルを向上させることができます。
同社は、このサービスの導入により、新人営業担当者の早期戦力化や、組織全体での「売れる営業の型」の共有が進むとしています。指導者の時間的負担も大幅に削減できるため、教育コストの最適化にもつながります。今後は、各業界に特化した商談シナリオの拡充や、個人の課題に合わせたトレーニングメニューを自動生成する機能の追加も予定しているとのことです。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
営業教育の難点は、成果の可視化と改善点の具体化でした。「商談ロープレAI」はトップ営業の基準を定量化し、ヒアリングからクロージングまで多角的に評価してくれるため、個人の成長プロセスを描きやすく、モチベーションも高まりそうですね。