AGEST、AI標準搭載のテスト管理ツール「TFACT」を正式リリース
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AGEST、AI標準搭載のテスト管理ツール「TFACT」を正式リリース

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ソフトウェアの品質保証を手がけるAGEST(エイジェスト)は9月1日、AI機能を標準搭載した独自のテスト管理ツール「TFACT(ティファクト)」を正式にリリースしたと発表しました。

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社内での活用では、テストエンジニアの稼働工数を約30%削減する実績を上げており、ソフトウェア開発におけるテストプロセスの大幅な効率化が期待されます。

ポイント

  • 1
    AIがテスト設計からレポート作成までを一貫して支援
  • 2
    社内実績で約30%の工数削減を達成
  • 3
    2026年1月にはSaaS版の提供も予定

AGESTが新たに発表した「TFACT」は、ソフトウェアテストの管理機能とAIによるアシスト機能を統合したツールです。テストケースの設計から実施、結果の分析、レポート作成まで、プロセス全体をAIが支援することで、生産性の飛躍的な向上を目指します。

同社によれば、このツールを社内で先行活用したところ、テストエンジニアの稼働工数を約30%削減することに成功しました。この実績は、導入する企業にとっても同様のコスト削減効果につながると見込まれています。今年1月に公開されたβ版には390件を超える問い合わせが寄せられるなど、市場の関心の高さがうかがえます。

今回の正式リリースにあたり、NTTレゾナント・テクノロジー株式会社からは「属人化の課題を解消しつつ効率化と透明性を高め、品質保証の強力な基盤になると期待している」とのコメントが寄せられました。テスト業界が抱える作業効率化や属人性の低減といった課題に対する、有効な解決策として注目が集まります。

今後の展開として、AGESTは2026年1月に、顧客企業が単独でツールを利用できるSaaS版の提供を計画しています。同社は、TFACTが対象とする市場規模を3,000億円と推計しており、今後さらなる機能拡充を進め、市場での圧倒的なシェア獲得を狙う方針です。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

テストエンジニアの工数を3割削減できる実績はインパクト大です。属人化を抑えつつ透明性も高める点は、多くの企業にとって導入の後押しになるでしょう。

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