
「炎上しない開発」を実現へ、AIプロジェクト管理ツール「devDash」が登場
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ソフトウェア開発の現場で課題となりがちな、進捗報告や日程調整といった管理業務。こうした手間をAIで自動化し、エンジニアが本来の創造的な業務に集中できる環境を目指す新しいSaaSが登場しました。
株式会社whitenは2025年9月1日、AIがプロジェクト管理を自律的に行うSaaS「devDash」を開発し、事前登録の受付を開始したと発表しました。このツールは、AIがプロジェクトの状況をリアルタイムで把握し、各メンバーのタスクやスケジュールを最適化するのが特徴です。
ポイント
- 1AIがタスクの提案から割り当てまでを自動で実行
- 2工数見積もりやスケジュール調整といった手間をAIが代行
- 3プロジェクトの「炎上」につながる遅延リスクを早期に検知
株式会社whitenが事前登録を開始した「devDash」は、開発現場から「管理コスト」をなくすことを目指すAIプロジェクト管理ツールです。従来のツールが人間による情報入力を前提としていたのに対し、devDashはAIが自律的にプロジェクトを成功に導くことをコンセプトとしています。
具体的な機能として、AIがプロジェクト全体の状況や各メンバーのスキル、負荷を解析し、「誰が・いつ・何をすべきか」を自動で提案・割り当てます。また、過去のデータから客観的な工数を見積もったり、全員のカレンダーと連携して最適なスケジュールを自動で更新し続けたりすることも可能です。
さらに、急な仕様変更が発生した際も、AIが瞬時に影響範囲を分析し、リスケジュール案を提示します。個々のタスクの遅れなど、プロジェクトの「炎上」につながる兆候を早期に検知し、具体的な対策案と共にアラートを発する機能も備えているということです。
開発元のwhiten社は、「システム開発の現場から『炎上』という言葉をなくす」というビジョンを掲げるスタートアップです。同社はdevDashを通じて、エンジニア一人ひとりの生産性と創造性を最大化できると確信している、としています。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
管理のための入力作業をなくし、AIが自律的に動くdevDashは、エンジニアが創造性に集中できる環境を作り出せそうです。開発現場の炎上リスクを未然に防げる点も実務的な価値が高いですね。