
メール返信AIにおまかせ。ラクスが新機能を提供開始
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株式会社ラクスは、同社が提供する問い合わせ管理システム「メールディーラー」に、AIエージェント機能を順次搭載すると発表しました。多くの企業で課題となっている人材不足を背景に、問い合わせ対応業務の効率化と将来的な完全自動化を目指す取り組みです。
その第一弾として、AIがメールの返信文を自動で作成する「メール作成エージェント」機能が2025年7月9日より提供開始されました。これにより、カスタマーサポート担当者の業務負担が大幅に軽減されることが期待されます。
ポイント
- 1AIが受信メールと要点から、自然な返信文を自動生成
- 2問い合わせ対応の「完全自動化」を最終目標に掲げる
- 3今秋には、過去の履歴から回答を自動生成する機能も追加予定
要点を入力するだけで、AIが返信メールを作成
ラクスが新たに提供を開始した「メール作成エージェント」は、AIを活用してメール作成を支援する機能です。担当者が受信メールの内容を確認し、返信の要点を入力するだけで、AIがビジネスメールとして適切な言葉遣いや表現を含んだ返信文を自動で作成してくれます。
この機能により、メール作成にかかる時間が短縮されるだけでなく、文章作成に不慣れな新人担当者でも、品質の高いメールを安心して作成できるようになります。
人材不足を背景に「問い合わせ対応の完全自動化」へ
あらゆる業界で人材不足が深刻化する中、企業のカスタマーサポート部門では「問い合わせ数の削減」や「対応スピードの向上」といった業務効率化が急務となっています。
こうした課題に対し、ラクスは「メールディーラー」で長年培ってきたノウハウと最新のAI技術を融合。将来的には、問い合わせ対応業務の完全自動化を実現し、担当者がより質の高い顧客対応に集中できる環境を目指すとしています。
今後のロードマップも公開
同社は今後の機能提供スケジュールも明らかにしており、2025年10月には第二弾として「回答自動生成エージェント」の提供を予定しています。この機能は、システムに蓄積された過去の対応履歴やFAQをAIが学習し、問い合わせに対して最適な回答を自動で生成するものです。
これにより、過去の履歴を探す手間が省け、担当者による対応品質のばらつきを抑える効果も見込まれます。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
メールの返信はかなり面倒臭いですよね。AIによるサポートがあるだけで断然仕事のスピード感が変わってきます。カスタマーサポート部門にとって注目の機能ですね。