
法務部の一次対応をAIがサポート、MNTSQが「AI契約アシスタント」を公開
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MNTSQ株式会社は、AIと契約ナレッジを組み合わせた新機能『MNTSQ Legal Agent』を、同社が提供する全てのサービスに実装すると発表しました。その第1弾となるサービス『MNTSQ AI契約アシスタント』は、10月1日より提供が開始されます。
この新機能は、AI技術の進化を受け、「人とAIが共に働く」時代を見据えて開発されたものです。まるで隣に優秀な法務部員がいるかのように、契約に関する業務を組織横断でサポートすることを目指しています。
ポイント
- 1AIが契約書のリスクを判定し、事業部の自己解決を支援
- 2法務部への相談時、AIが起票プロセスをサポート
- 3大手法律事務所監修の審査基準を標準搭載
AIが契約業務の「一次相談相手」に
MNTSQが発表した『MNTSQ Legal Agent』は、契約業務を深く理解し、大手法律事務所の専門的な知見も備えたAIエージェントです。10月1日にリリースされる第1弾サービス「MNTSQ AI契約アシスタント」では、事業部が法務部に相談する前の契約書ドラフトなどをAIが解析します。
この機能の大きな特徴は、AIが契約書のリスクを判断する点です。低リスクと判断された案件については、事業部が自己解決できるよう、AIが留意点を分かりやすく回答します。これにより、事業部は気軽に素早い相談が可能となり、法務部はより重要度の高い案件に集中できる環境が整うとしています。
法務部との連携もスムーズに
一方、高リスクと判断され法務部へのエスカレーションが必要な案件では、AIが審査に必要な情報を主体的に抽出し、事業担当者の起票作業をサポートします。これにより、情報伝達の抜け漏れを防ぎ、手戻りを削減することで、ビジネスのスピード向上に貢献します。
また、このサービスには長島・大野・常松法律事務所が監修したプレイブック(審査基準集)が標準で搭載されています。そのため、企業は導入したその日から、高度な基準に基づいた自己解決とエスカレーション支援機能を利用できるとのことです。
MNTSQは今後、「MNTSQ 案件管理」や「MNTSQ AI契約レビュー」といった既存のプロダクトにも『MNTSQ Legal Agent』を順次実装していく計画です。将来的には、AIが自律的に契約交渉まで行う未来を見据え、サービスの進化を続ける方針を示しています。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
AIが契約書のリスクを一次的に判断する仕組みは、現場と法務部のやり取りをシンプルにできます。些細な確認でも法務部を経由していたプロセスを、AIが初期段階で整理できれば法務DXの助けとなりそうです。