
エンジニアの市場価値をAIが可視化、LAPRASが新機能をリリース
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ITエンジニア向け転職サービスを手がけるLAPRAS株式会社が、個人の市場価値をAIが分析・評価する新機能「キャリア市場価値レポート」の提供を開始しました。
このレポートは、ユーザーの経歴情報やLAPRASが持つ独自の求人データなどをAIが分析し、まるで「通信簿」のように強みや成長領域を可視化するものです。変化の激しい時代に自身の「現在地」を客観的に把握し、キャリアへの不安を解消する狙いがあります。
ポイント
- 1職務経歴に加え、最新の求人データや企業からの評価をAIが総合的に分析
- 2キャリア特性や技術領域を点数とコメントで評価し、強みと弱みを可視化
- 3転職エージェントと異なり、客観的で公平なデータに基づく評価を提供
LAPRAS株式会社は、ハイスキルITエンジニア向け転職サービス「LAPRAS」において、AIが個人の市場価値を分析する新機能「キャリア市場価値レポート」の提供を始めました。ユーザーの職務経歴情報だけでなく、同社が保有する最新の企業求人データや、企業からのスカウト、提示年収といった実際の評価をAIが深く分析し、レポートを作成します。
このレポートの最大の特徴は、一般的な生成AIでは難しいLAPRAS独自のデータを活用している点です。これにより、転職エージェントのように担当者の主観や知識に左右されることなく、常に最新かつ公平なデータに基づいた客観的なフィードバックが得られます。ユーザーは自身の評価に納得感を得やすく、自己肯定感を高めることにもつながるとしています。
レポートでは、キャリアの強みをまとめた「総評」のほか、採用市場で求められる4つの「キャリア特性」(テクノロジー、リード、プロダクト、マネジメント)や、主要な「テクノロジー」領域(フロントエンド、バックエンドなど)を点数で評価。さらに、点数の根拠となる具体的なコメントも生成されるため、今後のキャリアプランを考える上で自身の現在地を具体的に把握できます。
同社はこの機能を開発した背景として、AIの進化による採用ニーズの多様化で、エンジニアがキャリアに漠然とした不安を抱えている現状を挙げています。政府が推進するデジタル人材の「スキル可視化」や「自律的なキャリア形成支援」といった課題解決の一助となることも目指します。
今後はレポートの評価項目を継続的にアップデートしていく方針で将来的には、エンジニアと企業の双方でこのレポートを活用することで、スキルミスマッチの解消と採用市場全体の流動性向上に貢献したい考えです。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
エンジニアにとって自分のスキルが市場でどう評価されるかは、常に気になるところです。このレポートでは、経験やソフトスキルまで含めて多角的に評価してくれるのが面白いですね。