社内の「あれ誰に聞けば?」をAIが解決、新ツール登場
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社内の「あれ誰に聞けば?」をAIが解決、新ツール登場

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株式会社ブランドクラウドが8月6日、社内に蓄積された情報を瞬時に探し出すAIソリューション「ナレッジリンクスAI」を正式にローンチしました。社内マニュアルや議事録などをAIに学習させ、チャットで質問するだけで最適な回答を提示する仕組みです。

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このツールは、β版の運用を経て、セキュリティや管理機能を大幅に強化。企業の規模やニーズに合わせて、より安全かつ柔軟に導入できるようになりました。「情報を探す時間」を削減し、社員が本来の業務に集中できる環境を整えることで、組織全体の生産性向上を後押しします。

ポイント

  • 1
    社内資料を学習し、質問にAIが根拠付きで回答
  • 2
    二段階認証や権限設定など、法人向けの管理・セキュリティ機能を強化
  • 3
    用途に応じてGPTやClaudeなど、複数の高性能AIモデルを選択可能

社内版ChatGPT、ナレッジの属人化を解消

ブランドクラウドが正式に提供を開始した「ナレッジリンクスAI」は、社内に散在するドキュメントをAIが学習し、社員からの質問にチャット形式で回答する社内情報活用ツールです。PDFやWord、議事録、日報といった様々な形式のファイルに対応しています。

このツールの大きな特徴は、回答の根拠として社内資料のみを利用する点です。これにより、インターネット上の不確かな情報が混ざることなく、信頼性の高い回答を得られます。回答と同時に参照元のファイル名やページも表示されるため、情報の正確性をすぐに確認できるのも強みです。

今回の正式ローンチにあたり、β版の利用者からのフィードバックを基に、セキュリティと管理機能が大幅にアップデートされました。不正アクセスを防ぐ二段階認証や、役職に応じた権限設定、コンプライアンス目的でのチャット履歴アーカイブ機能などを追加。企業が安心して導入できる体制を整えました。

また、利用状況をグラフで可視化する機能も実装され、コスト管理や利用実態の分析が容易になっています。ユーザーはOpenAIのGPTやAnthropicのClaudeなど、複数の高性能な大規模言語モデル(LLM)から、用途に合ったものを選択して利用することも可能です。

同社は、このツールによって「誰に聞けばいいか分からない」といった状況や、特定の社員しか知らないノウハウの属人化といった課題を解消し、組織全体のDX推進をサポートするとしています。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

多くの企業で「あの資料どこだっけ?」という時間は確実に発生しているはず。こうしたツールが、組織の隠れたコスト削減と生産性向上にどう貢献していくのか注目です。

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