
AI同士が議論!miiboの新サービスに注目
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会話型AI構築プラットフォーム「miibo」を提供する株式会社miiboは、企業内に点在するAIエージェントを連携させ、チームとして協働させる新サービス「miibo Agent Hub」のβ版をリリースしました。これにより、単一のAIでは難しかった複雑な業務の自動化や、高度な意思決定支援が期待されます。
これまで多くの企業では、部署や担当者ごとに開発したAIが孤立し、その存在すら十分に共有されないという課題がありました。同サービスは、こうした「埋もれたAI」を可視化・一元管理し、組織全体の知的資産として活用する道を開くものとなります。
ポイント
- 1専門知識を持つAI同士がチームを組み、自律的に連携して課題を解決
- 2社内に散在するAIを一元管理し、組織全体で共有・活用を促進
- 3AIの開発と活用が循環するエコシステムで、企業全体のAI活用を加速
AI同士が会議、複雑な業務も自動化
「miibo Agent Hub」の最大の特徴は、専門分野に特化したAIエージェント同士がチームとして連携し、自律的にコミュニケーションを取りながら課題を解決する点です。株式会社miiboによると、これにより、単一のAIでは対応が難しい複合的な業務が可能になるとしています。
例えば、法務・財務・業界規制の専門知識を持つAIがチームを組んで複合的な意思決定を支援したり、複数のガイドラインをチェックするような定型業務をAIチームが自動で完結させたり、といった活用が想定されています。AI同士が自動で議論を進める「バーチャル会議」機能も備え、高速な意思決定を支援します。
「作って終わり」のAI活用からの脱却
このプラットフォームは、多くの企業が抱える「AIを作ったものの、活用されずに埋もれてしまう」という課題に応えるために開発されました。社内に存在するAIエージェントが可視化され、誰でもアクセスできるようになることで、全社的なAI資産の有効活用を促します。
これまで個人の利用に留まりがちだったAI開発が、組織全体で共有されることで新たなニーズやアイデアが生まれやすくなります。同社は、こうした「使う→作る→使う」という好循環を生み出すことで、企業全体のAI活用を自然な形で促進するエコシステムの構築を目指す考えです。
将来的には、AI自身が必要な専門知識を判断し、新たなAIエージェントを自動で生成・チームに加える「自己拡張機能」の実装も予定されています。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
AI同士が自律的に会話しながら業務を進めるというコンセプトはまさに次世代的。人と同様にAIにも「組織づくり」が必要な時代になっていきそうですね。