Jitera、AIがコード全体を解析して自動ドキュメント化する「ダイナミックドキュメント」発表
アップデート
AI関連

Jitera、AIがコード全体を解析して自動ドキュメント化する「ダイナミックドキュメント」発表

公開日:

ソフトウェア開発の現場で課題となりがちな、ドキュメントの作成と維持。この手間のかかる作業をAIで自動化する新しいソリューションが登場しました。

株式会社Jiteraは、同社が提供する開発AIエージェント「Jitera」に、ソースコード全体をAIが解析し、開発ドキュメントを自動で生成する新機能「ダイナミックドキュメント」を追加したと発表しました。

この機能は、これまで対応が難しかったフロントエンドのコードや、プロジェクト独自の構成にも対応。開発チーム内の情報共有を円滑にし、生産性の向上を支援します。

ポイント

  • 1
    AIがソースコード全体を解析し、開発ドキュメントを自動生成
  • 2
    従来のバックエンドに加え、フロントエンドのコードにも対応
  • 3
    コードの変更に追随してドキュメントも自動更新、陳腐化を防止

AIがフロントエンドまで含めて自動ドキュメント化

株式会社Jiteraが発表した「ダイナミックドキュメント」は、AIを活用してソフトウェアのソースコードから開発ドキュメントを自動で作り出す新機能です。AIがコード全体の構造を把握し、プロジェクトの概要から各機能の詳細、さらには環境構築の手順までを網羅したドキュメントを生成します。

この機能の大きな特徴は、ReactやVueといったモダンな技術で作られたフロントエンド部分や、独自のフォルダ構成を持つプロジェクトにも柔軟に対応できる点です。これにより、従来はバックエンド中心だったドキュメント生成の範囲が、プロジェクト全体へと大きく広がりました。

Jiteraはこれまでも、API仕様書などを自動生成する機能を提供してきましたが、対応範囲やフォーマットに制約がありました。今回の新機能は、こうした課題を独自のコード解析技術とAIの組み合わせによって解決した形です。

コードが変更されるたびにドキュメントも自動で更新されるため、情報が古くなる「ドキュメントの陳腐化」を防げるのも利点です。同社は、この機能を通じて新規メンバーの受け入れ(オンボーディング)や仕様の引き継ぎが効率化され、ドキュメント駆動の開発体制の構築が進むとしています。

引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部

O!Productニュース編集部からのコメント

開発現場ではドキュメントはすぐに古くなるというのが悩みの種でもあり、コードを書くのに精一杯で、ドキュメント更新は後回しになりがちです。この機能は、その手間をAIが肩代わりしてくれるのが大きいですね。特に、フロントエンドまで含めて全体を可視化できるのは画期的です。

この記事をシェア

関連ニュース

AIエージェントのプロダクト

AI受託開発のプロダクト

この記事を読んだ人はこんなタグにも興味があります

この記事をシェア