
オプト、企業専用のマーケティングAIエージェント「CRAIS+」を提供開始
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デジタルマーケティング支援を手がけるオプトが、一社ごとに最適化されたマーケティングAIエージェントを構築する新サービス「CRAIS+(クレイス・プラス)」の提供を開始しました。
生成AIの業務活用が広がる一方、「自社の業務に合わず成果が出ない」という課題も聞かれます。CRAIS+は、各企業が持つ独自のデータやノウハウをAIに学習させることで、より実践的なマーケティング活動を支援するものです。
すでに導入した企業では、縦型動画広告の費用対効果(CPA)が51%改善し、年間で数千万円規模の制作費用を削減できる見込みの事例も出ているといいます。
ポイント
- 1各企業のデータでAIを独自にカスタマイズ
- 2CPA51%改善など、具体的な導入効果の事例
- 3専門コンサルタントが伴走し、実用的なAIを構築
個社の「勝ちパターン」を学習するAI
オプトが9月25日に提供を始めた「CRAIS+」は、企業のマーケティング担当者やクリエイター向けのAIエージェント構築サービスです。各企業が保有する過去の成功事例やブランドの方向性、独自の業務プロセスなどをAIに学習させることで、いわば「自社専用の優秀なアシスタント」を構築します。
「汎用AI」の限界を越えるために
近年、多くの企業で生成AIツールの導入が進んでいますが、汎用的なツールでは自社の複雑なマーケティング戦略に適合させるのが難しいという声も少なくありませんでした。同社は、1,500社以上のマーケティング支援で培った知見を活かし、一社一社の事情に深く寄り添うAIエージェントの必要性を感じ、今回のサービス開発に至ったとしています。
伴走型支援で「使えるAI」を実現
このサービスの特徴は、単にツールを提供するだけでなく、導入企業の業務を熟知したコンサルタントが伴走して構築を行う点にあります。実務にフィットするAIを短期間で開発し、現場で「使いこなせる」状態を目指します。これにより、定型的なレポート作成の自動化や、過去データに基づく施策精度の向上、AIとの対話による新たなアイデア創出などが期待できるとのことです。
オプトは今後、構築したAIエージェントが自律的に広告効果の改善まで行う、より高度な機能開発も進めていく方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
汎用AIツールは便利な一方で、自社の戦略や業務プロセスにそぐわないケースも少なくありません。オプトが1,500社以上の支援で培った知見を活かし、伴走型でAIを設計するアプローチは、こうした汎用ツールの限界を補い、実務に即した成果を生み出す可能性がありそうです。