
株式会社宣伝会議がマーケティング支援AI「KIKAKU AI」β版を提供開始
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マーケティングや広告の企画立案は、多くの担当者にとって時間と労力がかかる業務の一つです。株式会社宣伝会議は2025年9月24日、こうしたプランニング業務をAIで支援する新サービス「KIKAKU AI」β版の提供を開始したと発表しました。
このサービスは、同社が発行するマーケティング関連の専門誌、約3万本の記事をAIの学習データとしているのが大きな特徴です。企画の初期段階からAIが伴走し、アイデアの深化をサポートしてくれます。
ポイント
- 1専門誌約3万本の記事を学習した、信頼性の高い情報源
- 2「論点整理→仮説設計→施策検討」という実務の流れに沿ってAIが伴走
- 3「宣伝会議デジタルマガジン」契約者であれば追加料金なしで利用可能
専門誌3万記事が企画の「壁打ち相手」に
株式会社宣伝会議が提供を開始した「KIKAKU AI」β版は、マーケティング担当者の企画業務をAIがサポートする新しいツールです。最大の強みは、同社の専門誌『宣伝会議』『販促会議』『広報会議』『ブレーン』の4誌が蓄積してきた約3万本もの有料記事を学習データの軸としている点。質の高い情報に基づいた回答が期待できます。
「KIKAKU AI」は、実際のプランニング業務で求められる「論点整理」「仮説設計」「施策検討」という思考のプロセスに沿って、AIがユーザーに伴走するよう設計されています。企画に行き詰まった際の「壁打ち相手」として、多角的な視点を提供し、アイデアを深める手助けをします。
サービス内には、専門的な役割を持つ2種類のAIエージェントも搭載されています。テーマの解説や豊富な事例を紹介してくれる「物知りちゃん」と、市場課題の仮説を提示して考察の起点を作る「課題見える化くん」が、それぞれの専門性でプランニングを支援するとのことです。
このβ版は、「宣伝会議デジタルマガジン」の契約者であれば、誰でも利用することができます。同社は、ユーザーからのフィードバックや最新のマーケティングトレンドを反映させながら、継続的にAIの学習と最適化を進めていく方針です。
引用元:PR TIMES

O!Productニュース編集部からのコメント
専門誌の記事を学習データにしている点がユニークですね。一般的な生成AIと違い、信頼性の高い情報源から企画のヒントや根拠を得られるのは、実務担当者にとって大きなメリットになりそうです。